○委員長(田中邦友君)
次に、付託陳情の審査を行います。
施設使用料等の値上げ中止に関する陳情(第37号)中第1項を議題に供します。
参考までに理事者から説明を聴取いたします。
◎企画経営室長(関口芳正君)
それでは、陳情第37号 施設使用料等の値上げ中止に関する陳情中第1項の審議の参考のため、ご説明申し上げます。
本陳情は、地域集会所等区民施設の使用料の値上げを中止することを求めるものでございます。その理由ですが、区長に対し、一斉値上げは区民の福祉の増進に相反するものであり、公の施設の役割を後退させるものである。
区民への説明の場を設けず、来年4月に実施するのは、区民をないがしろにしているという申入れをしたにも関わらず、他区に比して決して高い料金ではない、利用する人としない人で不公平と答えたこと。財政事情が悪いことが理由でないなら、区民に負担増を求めるのは疑問であること。また、利用料の値上げは稼働率の低下を招く。公の施設は自治体の役割である福祉の増進の実現であり、受益者の負担を持ち込むべきではないなどを挙げております。
この度の使用料改定の考え方につきましては、先の第2回定例会の企画総務委員会や一連の今定例会での委員会での中でご説明させていただいたとおりでございます。
説明は以上でございます。
○委員長(田中邦友君)
本陳情につきましては、区民文教委員会、産業都市委員会及び本委員会において使用料の改定に関する条例案の審査で質疑を行っておりますので、各会派の意見開陳を中心にお願いいたします。
それでは、何かご質疑、ご意見はありませんか。
◆委員(井上ノエミ君)
施設使用料等の値上げ中止に関する陳情の1については、受益者負担の観点から値上げは必要と考えますので反対です。
○委員長(田中邦友君)
それでは、本陳情の取り扱いについてお諮りいたします。
本陳情については、趣旨に沿うことは困難であるとの理由により不採択といたしたいが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中邦友君)
ご異議ありますので、起立表決により採決いたします。
ただいまの委員長発議に賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
○委員長(田中邦友君)
起立多数と認めます。
よって、ただいまの発議のとおり決定いたします。
以上で付託陳情の審査を終わります。